県外視察3日目

掛川★増田たかひろ★

2011年10月20日 15:11

厚生委員会の県外視察3日目、最終日です。

今日は児童福祉関連の視察です。

仙台で初めて、株式会社として保育園などを運営している関連の施設の視察です。

政令市である仙台市から認められているとはいえ、株式会社ですから勿論行政からのサポートも限られてしまいますが、その分自由度が増し、保育園と学童保育、学習塾や預かり保育など、複合的に事業を展開されています。

驚いたのは、仙台駅の駅ビルの中にも保育園があり、買い物客にも1万円以上の買い物をした方には子供を預かるサービスをされていました。

経営者の方いわく、供給側の事情に合わせさせるサービスではなく、預ける側の保護者の事情に合わせたサービスの必要性を伺いました。

仙台や横浜などの都会では、親が電車で仕事に通う比率が圧倒的に高く、それゆえ郊外の保育施設より駅に近い施設を望むお母さんがとても多いそうです。

土地の余裕がない中心地の保育園などで課題となるのが、消防法をクリアすることと運動場の確保だそうですが、ビルの中に避難経路を整備したり、公共の公園を借りて運動会なども開催するなど、工夫と努力で何とかなるとのことでした。

保育や教育など、ややもすると形式的というか今まで通りというのが当たり前なのかもしれませんが、時代と共に柔軟に対応出来る環境整備の必要性を強く感じました。