浜岡原発 防波壁と現地視察
一昨日、議員になってから4回目となる浜岡原発の視察、
その前日には、現在建設中の防波壁用の壁を、
清水にある企業の製作現場にて視察しました。
総額950億円をかけた浜岡原発の津波対策を視察するのが目的です。
清水は、御前崎市の薮田先生、掛川の東堂先生と、
原発は自民党県議団約25名で視察しました。
防波壁の実物は、異様な高さです。
東京スカイツリーと同じ頑丈な基礎、
六本木ヒルズなどを手掛けたJFEという企業の技術からなるそれは、
威圧感さえありました。
原発でも、防波壁用の基礎や予備給水用タンクなどの工事が、
急ピッチで進んでいました。
一番目を引いたのは、内部的に丁度行われていた
災害想定訓練です。
そこには、管制室にヘルメットをかぶった職員が集まり、
本番さながらの訓練が行われており、
東電の状況を思い出させるような光景でした。
福島第1原発の悲劇は、情報が全くと言っていいほど、
しかるべきところに伝わらなかったことだと言われています。
話題になっているオフサイトセンターが機能しなかったこと、
中心的にいるべき原子力保安院の担当者が
逃げ出してしまったとの話も聞きました。
いずれどういう形になるかはっきりとはしていませんが、
今現在でも停止しているとはいえ原子炉は存在するわけですから、
津波対策はもちろん、情報公開やありとあらゆる対策を
確認していく必要があります。
個人的にはもちろん、
議員団としてもしっかりとチェックしていきます。