水垂の里 オープン
昨日、認知症グループホーム「水垂の里」竣工式典が行われました。
事業主体は15年来お世話になっている榛葉さんや
親友の丸山君を始めとするブレインシステムさんです。
ご挨拶でもお話しさせていただいたのですが、
380万静岡県民の内、65歳以上の高齢者が90万人、
その内介護認定者が13万人、
その内の約6割の8万人の方が認知症と言われています。
ですが、認知症は社会的にはまだまだ”認知”されておらず、
施設整備や介護者へのサポート体制は充足されているとは言えないのが現状です。
そのような中、
県で発案した「介護マーク」は好評で全国に広まっています。
手を合わせてハートをイメージさせるこのマークは、
周囲に認知症の方の介護中であることの目印となるのですが、
男性が女性の介護をする場合の下着売り場やトイレなどでの介護への偏見の防止等にも役立ちます。
また今年1月1日から掛川市立病院を認知症疾患医療センターとして
県内ではNTT東日本伊豆病院に次ぐ2院目の指定がなされました。
これにより掛川病院が認知症対策の拠点病院となることを目的としています。
ですがまだまだ介護現場の現実は厳しく、
一人暮らしのご高齢者や在宅介護などの環境改善は社会的要請だと思います。
「水垂の里」を始めとした善意ある活動の輪が広がることによって、
文字通り、掛川を誰にでも優しい健康長寿日本一の街にしたいものです。