掛川茶市場 ”新茶初取引”
今朝7:30から、JA掛川市茶市場で、新茶初取引の式典が行われました。
県内の他の市場が今週初めから開く中、満を持しての初取引です。
掛川の深蒸し茶は、昨年の各品評会での受賞で証明されているように
味、品質、技術とも日本一です。
昨年は、NHK「ためして ガッテン」でその名は全国に知れ渡った反面、
震災の影響を受けた年でもありました。
県議会に送っていただいて改めて実感したことは、
県内外の方に「掛川市の増田たかひろです。」と自己紹介すると
ほとんどの方が「お茶で有名なところですね」とおっしゃるように、
”掛川=お茶”の街なんだなと思います。
しかしながら近年の掛川茶の市場は、市内生産額が48億円から26億円に下がったことから分かるように、
年々低迷してしまっています。
一口にお茶の振興と言っても、一面的にしなければならないことは、
お茶の宣伝と効能の研究と啓蒙、そして安全安心の徹底的な周知だと思います。
それに加えお茶の業界には、生産者、茶商、斡旋などの仲買、機械業界等々、
様々な職種と形態が存在しますので、それぞれの対策が必要になります。
伝統的ではあれ、閉鎖的とも言われる市場など流通形態の見直しを指摘する声もありますし、
近年振興が著しい鹿児島茶業界から見習うこともあると思います。
オール掛川、オール静岡で取り組まなければ、
美しい新緑の茶畑の景観が、どんどん失われていってしまうことも懸念されています。
お茶は素人ですが、茶畑から消費者がお茶を飲むまで調査研究をしながら、
少しでも役に立てるよう努めていきたいと思っています。