浙江省 お茶事情

掛川★増田たかひろ★

2012年06月14日 11:47

昨日までの1週間、中国の浙江省等を視察して来ました。

今年は、静岡県と浙江省が友好提携を結んでから丁度30周年になります。

静岡県議会では、新人議員には必ず浙江省を1度は訪問する慣習がありまして、

前半組に選出され、知事や議長らと訪問しました。


特に今回の訪問の目玉は”お茶”です。

現地で30周年を記念しての緑茶の博覧会も開催され、

その開会式にも出席しました。

この他にも、お茶を静岡に伝えた聖一国師や栄西禅師ゆかりの地や、

菊川に本社がある茶刈機械メーカーの落合刃物工業さんなども訪問しました。

滞在中、訪問先ごとで出されたのが中国式緑茶です。

日本とは全く違います。

1番驚いたのは、湯呑みの中にお茶っ葉が浮いていることです。

それをそのまま飲むのが中国式です。

お茶は、発祥の地中国では体の健康や養生のための「薬」として愛飲されました。

ですから味自体は日本のお茶の方がはるかにおいしいと思うのですが、

贈答品用などの高級茶の中には、200g位のお茶が大きな箱詰めになったもので、

数万円、中には数十万円するものもあります。

それが日本に伝わり、嗜好品として今私達の日常飲む美味しいお茶になった訳ですが、

お茶の本場は驚きの連続でした。


最近のお茶業界は苦難の連続です。

生産現場や流通の課題もありますし、安全対策や効能研究も

しっかりとやっていかなくてはなりません。

また詳しく「増田享大 県議会レポート」などで報告するつもりですが、

お茶に付いて改めて色々考えさせられる視察になりました。