台風の猛威
台風の影響がかなり甚大になっています。
一昨日、市内を巡回させてもらいましたが、
当初被害が心配された風雨以上に、
海水の塩分が風により舞い上がる「塩害」がかなり深刻です。
県や市の当局では、土砂災害や河川の増水による影響や停電が懸念されていました。
市内の各地で避難勧告が出され、一時的に避難された方も少なくなかったと思います。
一夜明けた一昨日、倒木による通行止めなども発生しましたが、
それ以上に目を疑ったのが塩害による農作物への被害です。
台風一過に河川口での被害の連絡があり、
南部の区長さんらと現地を見に行ったのですが、
廻りの草が黒く焼けているようになっているのにびっくりしました。
畑作系の農作物が海水の塩分によって真黒くなってしまう塩害は、
すぐに大量の水をまくなどすれば被害も最小限に抑えられるのですが、
物理的に限界があり、お芋、イチゴやスイカ、お茶まで被害が及んでしまっています。
私が議員にならせていただいたこの1年余りに、
勿論東日本の震災もそうなのですが、
台風や大雨による被害がいつになく頻繁に発生しています。
地域の皆さんに伺うと、
「こんなに立て続けにあるのはめったにない」と落胆の声を伺います。
地震や津波の事は注目度も高いのですが、
それ以上に直面する今の生活の困窮が深刻さを深めています。
「原発問題よりこの被害対策を」とのご意見も伺いました。
しっかりと対応しなければと思っています。
県議会は今日から6月議会が始まります。
しっかりと職責を果たしていきたいと思っています。