情報不足がもたらすもの

掛川★増田たかひろ★

2012年09月15日 00:12


先週の六ヶ所村の視察から戻った4日以降、

2日間だけ県庁に出向いた以外は地元での活動の日々が続いています。

逆川や垂木川(桜木地内)の改修期成同盟会や、

小笠消防の合同演習、掛川青年会議所45周年式典、

敬老会や市民総代会等にお邪魔させていただいた以外は、

ほとんど企業や個人宅の挨拶回りに明け暮れる日々です。


お会いさせていただいた皆さんからは、

総裁選の状況や衆議院選挙の時期、

原発問題や景気の話、教育や外交、

保育園の待機問題や野菜は今どこで買うのが新鮮で安いか!?等々、

実に様々なご質問やご意見を伺います。


同じようにご要望も数多く伺うのですが、

その中に心身障害者扶養共済制度と環境問題、

地震・津波対策についてのご要望がありました。

奇しくも、いずれも県や市に問い合わせて資料や情報を頂き、

それを説明させていただく事によって、

相手の方も一定のご理解をいただけましたが、

詳細は省きますが、

要は”知らなかった”、”聞いたことがなかった”事により、

対象の皆様に無用な不安や心配を与えてしまっていた事の典型です。


14年半の国会議員の秘書の体験や、

昨年からの県議会議員としての活動を通じ、

私が知る限りではありますが、

県や市の職員の方々は、

真面目でしっかりと公的な仕事をしてくれている人が多いと思います。

しかし、残念ながらその仕事やサービスの内容が

ちゃんと市民の皆様にご理解いただけていない現実があると思います。

そのことはイコール、

私たち政治側の情報発信能力の無さもあるのだと思います。


来週から始まる県議会9月定例会の最大の争点である、

原発の再稼働問題は最たるものだと思います。

今現時点で、

完璧な安全の基準や最悪の状況下での人体への影響、

経済へ波及する影響や、

いつどのようなタイミングでいくら電気料が上がるのか、

停止後、再稼働後の社会状況をいかに具現化できるのか、

数字的に、理論的にちゃんと説明するのは

どれも、とても難しいことなのだと思います。


よく行政の方が、「それはホームページに掲載してあります」

という言葉を聞くのですが、

目的の情報に行きつくまでにとても難儀するケースが多々あります。

それを補完するのも議員の務めだとも思います。


地域の現場に出向き、

皆さんの意見を伺い、

情報提供し続けないといけないと思っています。