県議会6月定例会開会

掛川★増田たかひろ★

2013年06月29日 23:39


昨日、県議会6月定例会が開会されました。

補欠選挙で当選された新人県議5名の紹介の後、

再選を果たした知事の所信表明が行われました。

知事選で対立候補を立てながら、

現職に108万もの支持が与えられた今、

知事との対峙の仕方を含め、

県民から何が議会に求められているのか、

変えるべきは変える必要性を感じながら聞きました。


議案もさることながら、

その前日に公表された「第4次地震被害想定」に対応する

「地震・津波対策アクションプログラム2013」が今の最大の争点です。

100年に一度の発生を想定するレベル1、

1000年に1度を想定するレベル2に分けての被害想定では、

最悪のケースで10万5千人が犠牲になるとしています。

県では、今後の10年間で約4千億円を投じ、

先ずレベル1対策を進めるとしています。

津波が心配される遠州灘沿岸では、

民間企業からの巨額の寄付を得た浜松市など天竜川西側では

レベル2にも対応するほどの防潮堤整備が進められようとしていますが、

天竜川以東では、レベル1には概ね対応済みとのことで、

目立った対策は明記されはいません。

別の角度から見ればそれだけ安心という事にもなりますが、

松井掛川市長始め近隣市からは、

沿岸を走る自転車道のかさ上げなど、

レベル2にも対応する万全な対策を求める声が上がっています。


そこで、私達御前崎市から磐田市までの

沿岸地域選出の自民系議員有志6名で、

議会閉会後、早速担当の森山副知事を訪ね、

交通基盤部と危機管理部も合わせて

さらなる対策を要望させていただきました。

県当局からは、

来月3日にも予定されている近隣市との会議を皮切りに、

今後、意見交換やさらなる研究も含め対応する旨のお話を頂きました。

財源にも限りがあるのは勿論ですが、

県民の命にかかわる話ですので、

沿岸の皆様が安心感を抱いていただけるよう

しっかりとした対策を求めて行きたいと思っています。