3.11 から3年
昨日、国安・千浜西地区の津波避難施設が完成し、
とても寒い中ではありましたが、
多くの地域の皆様が集まる中、完成式が行われました。
民間を除き、市建設による避難施設は3棟目で、
万が一、レベル2クラスの地震の際には浸水が想定されている地域だけに、
約400人収容可能の待望の施設です。
3年前の発災時は、選挙運動の只中で、
疲れから、一瞬目まいがしたのかと錯覚したのをよく覚えています。
選挙後の4月に、
掛川商工会議所青年部の仲間と福島へ駆け付けた際、
目の前に広がる、現実とは思えない光景は強く脳裏に残っています。
以来7回東日本には出向きましたが、
複合災害の脅威、復興への果てしない道のり、
支援に行ってるつもりが逆に勇気づけられたこと、
色々な思いが過ります。
時の経過とともに、
震災や復興への意識の希薄化や風化が懸念されてはいますが、
福島や東日本は勿論、
地震・津波への不安は払しょくされず、
経済の疲弊も続く地方でも、まだまだ"終わっていない"と感じています。
しかし幸いなことに、掛川市海岸沿岸部では、
津波を防ぐ海岸防災林のかさ上げと強化に向け、
つい近頃、
国・県・市と民間企業の協力により実現に向けた大きな前進が見られ、
今年の秋には、県有の海岸防災林において
かさ上げの盛り土が実施されることになりました。
まだまだ課題も多くありますが、少しずつでも、
郷土の海に、不安ではなく誇りを抱けるようにすることが、
私たちに課せられた使命だと感じています。