河川の維持管理
市民総代会地区集会の12地区目、今夜は佐束地区集会でした。
色々なご意見や要望が出されましたが、その中で、
県管理の「佐束川」沿いの草刈りに関して、
一人暮らしのお年寄りが地区の草刈りに協力できずに、
シルバー人材センターに1万円を支払い、
年2回の草刈りを代行していただいているという報告がありました。
河川に関しては、大まかには1級河川は国、2級河川は県、
それより小さいものは市町と管理主体は異なりますが、
特に県、市においては河川の維持管理予算は年々減少し、
「川を綺麗にして欲しい」という要望には
ほとんど応えきれていないのが実情です。
そこで県などでは、「リバーフレンドシップ」と言って、
河川愛護の地区や団体を募り、河川沿いのクリーン化に
一般の皆様のご協力を仰ぎ、表彰制度もありますが、
「表彰はいらないから草刈りは行政でやって欲しい」という、
至極当たり前の、切実なご意見が区長さんからありました。
今年度から、
県議会自民系会派の政務調査会副会長という役を仰せつかり、
8月後半の2週間、
県内全市町支部の要望聞き取りのため県内を一周しましたが、
そこでも、河川に堆積した土砂の浚渫や
生い茂った草木の撤去を求める要望が数多くありました。
会派の予算要望担当の政調会としても、
この河川の維持管理に関しては重要課題と位置づけ、
民間土木系企業の協力活用手法や、
予算の増額要求を含めた対応を協議することとしています。
予算に余裕がない時代だからと言って、
本来管理主体が行うべき仕事を棚に上げ、
一般の方々に行き過ぎた負担をかけてしまっている本末転倒の現実は、
何としても正さないといけないと思っています。