新茶に向けて

掛川★増田たかひろ★

2015年03月08日 20:03




今年の新茶に向け、お茶関連の会合が続いています。
今週には、JA掛川市茶生産者の集いをはじめ、
各お茶工場や茶商さんなどの会合もこの時期多く開催されています。

近年のお茶は、茶価の低迷が続き、
お茶の生産を止めてしまう方も少なくありません。

お茶は、掛川市のみならず静岡県を代表する産業です。
自民会派でも知事部局に予算の増額を求め、
県の新年度予算では、「お茶の郷」関連費の他、
JAグループとの全国7都市での商談会の開催、輸出促進対策など、
近年になくお茶への予算は増額される予定です。
しかしまだまだ、鹿児島や京都など、
お茶への支援を強める各県に比べると、
さらに、より手厚い支援が求められると思っています。

お茶などの農業には、中山間地農業を支え、
里山などの自然の景観や水の涵養を守るという
他の産業にはない「多面的機能」という価値があり、
一線を画してまでも支援が必要です。

しかしながらその窮状は深刻で、
過日も、市内東部の若手生産者の皆さんから、
この相場が今年、来年と2年続けば、
茶業を離れ、アルバイトに出なければならないという
切実な状況を伺いました。
本来であれば若い方の産業参入は歓迎すべきですが、
人件費の負担がより重くなるという矛盾も生じています。

過日の「一般質問」では、この話を例示し、
お茶の対策には時間がないと訴えましたが、
さらに支援が広がるよう、国・県・市とも
しっかりと連携して行かなければなりません。

明日も、お茶の皆様とお話をさせていただく会合があります。
選挙に向けて走り続ける日々ですが、
現場の声や意見もしっかりと伺っていきたいと思っています。