2013年02月24日
”親守詩”
県議会2月定例会が木曜日に開会されました。
年度の締めくくり、
新年度の予算案を審議する議会の始まりです。
その翌日、
自民改革会議として記者会見を行い、
知事のマニフェストの検証結果の公表を行いました。
理想像とその言葉、それらと現実との乖離、とでも言うのでしょうか、
結果は及第点に及ばず、というものになりました。
しかし内容がネガティブな話でもありますので、
理詰めの説明や、前向きな提言なども必要になってくると思います。
会派内や議会の中で、さらに議論を尽くす必要があると思っています。
会見の後、焼津市立豊田小学校を視察に訪れました。
議員の有志で設立した「親学推進議連」の活動の一環として、
先進的な教育を進める学校現場の視察で、
中でも、”親守詩”の授業見学が最大のテーマでした。
”親守詩”とは、
子どもが、父親や母親など、
自分を育ててくれている人を思って作る詩です。
子どもが作った上の句に、
親が作った下の句をつなげて一つの詩に仕上げます。
「つらいとき 家に帰れば 笑い声
ほっとするんだ 家族の笑顔」
という感じに、五七五七七調に作ります。
最近の学校現場では、
俳句や短歌の作成を通じて、
子ども達に日本の文化を学ばせながら、
併せて道徳教育も進めるという取り組みが注目されており、
この”親守詩”も各地で静かなブームとして関心が高まっています。
全国大会も開催されていて、
今年の七月には、静岡県内での開催が決まっています。
当日の六年生の授業では、
阪神淡路大震災での辛い体験を家族が乗り越えていく話を題材に、
”親守詩”を使って表現力を高めていこうという授業だったのですが、
教師の伊藤先生の電子黒板を使いながらの巧みな教え方もあって、
とても勉強になる授業見学でした。
これらはほんの一例で、
今、教育現場では、
大変な時代に育つ子供たちのために、
様々な工夫や取組がなされています。
とかく粗探し的な批判を受けがちな教育現場ですが、
頑張っている先生など、良い例は沢山あります。
そんな良い環境が広がっていくようにすることも、
大切なことだと思っています。
Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 00:28│Comments(1)
この記事へのコメント
親守詩の実践紹介、ありがとうございます。
県議会自民改革会議主催「親学推進議員連盟」の立ち上げ、誠に喜ばしいです。
子どもの健やかなる成長には家庭を支えることが必至であると、教育現場にいる自分は痛切に感じています。
”親守詩”とは、
子どもが、父親や母親など、
自分を育ててくれている人を思って作る詩。
自分も来年度、取り組んでみます。
ありがとうございます。
県議会自民改革会議主催「親学推進議員連盟」の立ち上げ、誠に喜ばしいです。
子どもの健やかなる成長には家庭を支えることが必至であると、教育現場にいる自分は痛切に感じています。
”親守詩”とは、
子どもが、父親や母親など、
自分を育ててくれている人を思って作る詩。
自分も来年度、取り組んでみます。
ありがとうございます。
Posted by 沼津市公立小学校教員 at 2013年03月21日 23:40