2013年08月28日
津波に対して植えつけられた不安
昨晩の大須賀第1・2地区での市民総代会地区集会、
地震・津波対策への不安や要望が市当局側へ投げかけられる中、
横須賀幼稚園前PTA会長の柴田さんから、
園に対する移転も含めた抜本的な対策を求める切実な訴えがありました。
同園はR150号線のすぐ北側に位置し、
被害想定における津波は150号線を越えないとされていますが、
南方に何も遮るものがない園側からすれば、
大丈夫と言われてもなかなか納得できるものではありません。
最も望ましいのは、
保護者の皆様も先生方も希望する高台への移転です。
しかしながら幼稚園や保育園は、
市の再編計画にのっとり逐次再編整備を進めることになっており、
この計画がなかなか進まないため
同園の移転整備計画も進んでいないのが実情で、
市としては1日でも早く計画を実行すべきだと思います。
3.11の衝撃はいまだ多くの市民の脳裏から離れず、
昨年3.31、
総務大臣の無頓着な発言を発端とした唐突とも言える津波高の公表、
それを取り繕うかのように8.29に公表された津波浸水想定、
それを受け各地の公民館や教育機関などに張り出された
沿岸部が真っ赤に染まる浸水マップ、
その根拠や対策が一切伴わない危機感をあおる被害想定の一人歩きは、
今尚多くの方々の頭から離れてはいません。
想定域境目周辺のプラスαの対策はしっかりと考えなければならないと思いますし、
市では津波で100人が犠牲になるという想定は
すぐ避難する人が東日本並みの僅か20%程度で想定されていることなど、
6月に公表された県の新被害想定の正しい理解を求め続けていくべきだと思っています。
Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 09:40│Comments(0)