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掛川★増田たかひろ★
増田たかひろです。

2011年06月18日

遠野市〜大槻町〜山田町〜名取市

昨日一昨日と、自民党新人議員有志で東北視察に行って来ました。

初日、6:30の始発で掛川駅を出て、東北新幹線に乗り換え、岩手県の新花巻駅に11:30、そこから車で東に向かい、13:30に最初の視察地の遠野市に着きました。

遠野市は、全国知事会の要請を受け静岡県が全面的に支援している地区です。

内陸ですので津波の被害はなく、太平洋側の陸前高田市から山田町など、壊滅的な津波の被害を受けた市町の救援の為の後方支援基地の役目を担っています。

豊かな田園と里山の緑がとても美しい地で、そこに静岡県庁の職員の方々が常時10〜20名交代で駐在しています。

今の皆さんで第13次隊で、1週間、早朝から復興支援にあたっていただいており、本当に頭の下がる思いです。

責任者から現況を伺い、時間が経つにつれ住民のニーズが多様化している事、市町によって復興の速度が違う事など、色々なご苦労があるとの事でした。

そこから同行していただき、大槻町、山田町へと向かいます。

いずれも、津波によって海沿いの街がほぼなくなってしまった所です。

「想定外」という単語とともに、「言葉にならない」という現実を実感する現場の状況でした。

大槻町は、役場前で対策会議をしていた町長他多くの役場職員の方々が被災された町です。

同行した方から、町長さんの最後は、間近に迫る津波を前に、幼いお子さんを助け上げた直後、自らは流されてしまったというお話に胸を打たれました。

山田町も、同じような惨状です。海岸線では、このような被害が、新幹線で言うと1時間余り走る程の距離に渡って続きます。

二日目に行った名取市の海岸は、遠州灘と同じようになだらかな海岸線が続く所です。海岸からかなり西側(山側)の数キロ先までも津波が駆け上がっているその距離の長さに唖然としました。

防波堤や防災林はことごとく破壊されてしまっている惨状に、「これが地元だったら…」、同行した各県議とも防ぎようもない程の威力に防御の限界を感じてしまう程でした。

二日間を通じ、災害の悲惨さ、自然の力の凄さとそれに対する人工的防御のあり方、歴史や先人の教えの大切さ、最後は個々の避難力によって左右される現実、様々な事を改めて感じ、考えさせられました。

この教訓をいかに活かせるか、復興の支援とともに思いを巡らせた二日間でした。



Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 14:48│Comments(1)
この記事へのコメント
さあ!これからどうする?あなたのあなたの考えを!・具体的に聞きたいです。
Posted by 県民より at 2011年06月19日 17:11
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遠野市〜大槻町〜山田町〜名取市
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