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掛川★増田たかひろ★
増田たかひろです。

2012年07月21日

子供たちの津波対策


一昨日、横須賀幼稚園にお邪魔しました。

昨年度PTA会長の市川浩之君から、

”今のままの津波対策では子供たちが心配”、とのご相談を受け、

視察と懇談を兼ねてお邪魔しました。


当日は、宮崎園長始め先生方、

保護者の柴田現PTA会長さん、杉山さんと浦野さんの両副会長さん、

そして間を取り持ってくれた市川君とで色々お話を伺わせていただきました。


横須賀幼稚園は、市大須賀支所の西南、

海から約1、5Kmの、南面に田んぼが広がる陽当たりの良い、見晴らしのいい場所にあります。

言い換えれば逆に、海側にほとんど建物がない場所でもあります。

去年の3.11以降、地震はもちろん、津波に対する不安は

沿岸部に住まう人々にとって大きな不安です。

横須賀幼稚園の場合、発災し津波の恐れがある場合、

北方にある県立横須賀高校に避難します。

ですが、そこまでは約700m、

子供の足で走ったとしても10分から15分ほど掛かってしまいます。

南海トラフ地震発災後、5分で津波が押し寄せると言われてますので、関係者の心配は尽きません。

園長先生が、以前保護者の方から「地震が来たら子供を守ってもらえますか?」と

質問された時、思わず言葉に詰まってしまったというお話を伺いました。

先生方を精神的に追い詰めてしまう現実がここにはあります。


色々伺ってみると、市からは50ページ程の災害マニュアルが渡されてはいますが、

行政関係の方の現場の視察や具体的な指導もないのには驚かされました。

今現在、掛川市では今沢と菊浜地区の2か所に避難タワーを建設し

随時増設していく予定ですが、どの地域に建設するかはこれからの協議になります。

大分遅れてしまっている国の「第4次地震津波被害想定」策定の動きも、

この夏場から秋にかけて加速してくると思います。

ですが現場の不安は何ら変化はありません。

早急に対策を講じなければなりません。

避難タワーや命山の建設は勿論、

一時的に同じく北方にある大須賀中学校に移転すべきとの声もあるそうです。

しかし横須賀幼稚園の被害対策を根本的に考えるならば、園舎自体の「移転」が最善であり、

保護者の皆さんも、「移転」を1番望んでられるそうです。。

築36年を経ていることもありますし、

市が勧める幼保園総合整備にも合致すると思います。

県がしっかりとバックアップできるよう努めるのはもちろん、

これらの施設の対策や整備の主導的役割は市に権限がありますので、

何よりも市の関係者に声を届ける必要があります。

早速昨日、地元大須賀の大石市議会議長にもお会いし、ご相談したところ、

同じ危機意識は共有していただいておりましたので力強い限りです。

引き続いて、市の危機管理部や教育委員会、

そして市長さんにも、現状を理解していただくよう働きかけるつもりです。


この横須賀幼稚園を始め、市南部の大須賀大東地区には、

子供たちやお年寄りの施設が数多く海に近い所にあり、一体的な対策が必要です。

国・県・市とも、地震対策はまだまだ進んでいません。

1日も早く、地域の皆様の不安が安心に変わるよう頑張って行きたいと思っています。





Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 21:23│Comments(0)
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