2012年10月23日
静岡県原子力発電所環境安全協議会
昨日静岡市内で、
「静岡県原子力発電所環境安全協議会」が行われました。
この会は、浜岡原発周辺の放射能の状況などを調査し、
環境面で問題がないか安全を確認し、周知していくという会で、
県庁内では”環安協”と呼ばれています。
メンバーは、周辺4市の市長と議長、私たち県議、
漁協や農協、県の学術委員、
県や中電幹部も含め約40名ほどで構成されていて、
会長は川勝知事が務めます。
内容は、過去3ヶ月の周辺地域の放射能の状況を、
14のモニタリングステーションごとの数値や上水や農作物、
魚や牛乳、土壌や海の砂等に分けて分析し、問題がないかを確認したり、
浜岡原発の状況の報告、時事の課題の協議が行われます。
会議中、この会が発行している「原子力だより」という冊子、
掛川市内では市の広報に挟んで各家庭に配布されていますが、
その内容が数字ばかりで余りにも分かりにくく、
過日発足した国の原子力規制委員会の影響や
海水が炉内に流入しその対応が注目される浜岡の5号機の状況などが
一切掲載されていなかったため、
余り発言がある会議ではないのですが、
内容に疑問を感じ意見させていただきました。
幸い森山副知事や他の委員からも同様の発言もあり、
県当局も再考していただくことになりましたが、
タイミング的にも県民の関心が高い原発の事なのに、
今までと何ら変化のない通り一遍の事務局の姿勢には
とても残念な思いがしました。
今まで、原発や放射能は言わば聖域的な存在で、
余り多くの議論や情報提供がされてこなかったのだと思います。
しかし今はそんな時ではありませんので、
中電も含め、難しいことはなるべく解りやすく、
言いにくいこともオープンにしていかなければなりませんし、
その上で議論を深めて行くべきだと思います。
個人的にも、まだまだ研究しなければならないことは多いと思っておりますので、
的確な情報を収集し、皆様にお伝えして行きたいと思っております。
Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 10:20│Comments(0)