2014年03月10日
3.11 から3年
昨日、国安・千浜西地区の津波避難施設が完成し、
とても寒い中ではありましたが、
多くの地域の皆様が集まる中、完成式が行われました。
民間を除き、市建設による避難施設は3棟目で、
万が一、レベル2クラスの地震の際には浸水が想定されている地域だけに、
約400人収容可能の待望の施設です。
3年前の発災時は、選挙運動の只中で、
疲れから、一瞬目まいがしたのかと錯覚したのをよく覚えています。
選挙後の4月に、
掛川商工会議所青年部の仲間と福島へ駆け付けた際、
目の前に広がる、現実とは思えない光景は強く脳裏に残っています。
以来7回東日本には出向きましたが、
複合災害の脅威、復興への果てしない道のり、
支援に行ってるつもりが逆に勇気づけられたこと、
色々な思いが過ります。
時の経過とともに、
震災や復興への意識の希薄化や風化が懸念されてはいますが、
福島や東日本は勿論、
地震・津波への不安は払しょくされず、
経済の疲弊も続く地方でも、まだまだ"終わっていない"と感じています。
しかし幸いなことに、掛川市海岸沿岸部では、
津波を防ぐ海岸防災林のかさ上げと強化に向け、
つい近頃、
国・県・市と民間企業の協力により実現に向けた大きな前進が見られ、
今年の秋には、県有の海岸防災林において
かさ上げの盛り土が実施されることになりました。
まだまだ課題も多くありますが、少しずつでも、
郷土の海に、不安ではなく誇りを抱けるようにすることが、
私たちに課せられた使命だと感じています。
Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 21:46│Comments(0)