2014年12月07日
衆院選
2日に公示された第47回衆議院総選挙は、
前半の週末を終え、残すところあと一週間となりました。
争点の無さをマスコミから一斉に非難されて始まった選挙ですが、
実際始まってみても、一般の皆様の関心の低さを感じています。
マスコミ各社も揃って低投票率を予想しており、
自分自身、秘書時代を通じて6回目の衆院選ですが、
これほど反応が解りにくい、
盛り上がりに欠けると感じる選挙は初めてです。
ですが、争点がない、すなわち国政で論じる課題が無いと言うほど、
地域の皆様の日々の暮らしに余裕があるとは、
普段、地元を回って色んな方のお話伺う限り、決して思えません。
私たちの国は、世界の中でもとても豊かな国になったはずですが、
年々少しずつ、余裕やゆとりが少なくなってきていると感じます。
日々の暮らしに安心感を与え、その上で、
経済を活性して地方を元気にするのが、今の政治の課題です。
数少ない争点とされている8から10%へと消費増税先送りの話ですが、
5から8%になったことの効果も
しっかりと考えてみる必要があると思っています。
消費税1%は、約2.5兆円と言われ、
3%増税ですと単純に7.5兆円になる計算ですが、
今年の場合は平準化されますので、
国の増税分の収入増は約5兆円です。
その内、
2年前自民党が政権奪還するまでにズタズタになっていた年金財政、
多くの人が年金を収めても返ってこないのではと
信用を失っていた年金や社会保障の安定化に約4.5兆円が充てられ、
残りの5000億円が地方に配分されています。
この内、101億円が静岡県に配分され、
待機児童解消や学童、放課後児童クラブ運営費の助成として約10億円、
国保の低所得者対策や難病・小児慢性特定疾患対策などに17億円、
国保や皆様の医療費、高齢者福祉等の社会保障費に
74億円が配分されています。
株式投資をする人は国民の12%で、
株高の恩恵は無関係と思う人が多いと思いますが、
運用益で年金基金が2~3兆円潤った事、等々は余り知られていません。
給料やボーナスは上がっていますが、
それ以上に物価が上昇してしまっているがための増税延期なのですが、
やはり目に見える形での恩恵の乏しさが実感を伴わないのでと思います。
現政権が目指す方針は間違っていないとは思いつつも、
訴える以上に、
地域の皆様の声や意見を聞くための今回の選挙だとも思っています。
明日からも企業朝礼や個人演説会等がありますが、
聞く姿勢も忘れず、頑張って行きたいと思っています。
Posted by 掛川★増田たかひろ★ at 23:30│Comments(0)